事業紹介

医療機器

医療で利用される歯科用の工具があります。高回転する歯車やシャフト、体に安全でも加工しづらい材料でつくられた手術用の工具、人工骨、そしてインプラントなどの金属に形があるものが注目されたくさん利用されています。形を作ったあと、表面に膜をつける装置、さらには、検査用CT・MRI装置などに組み込まれる電子基板、金属部品など、医療の分野も、ものづくりが支えています。

よく使われる製品

タフな医療部品を削る

難しいものほど、いい機械で加工する

ドイツ トラウプ/インデックス社
スイス型CNC自動旋盤
ドイツ

歯を削る工具、手術道具、骨の代用となる人工骨、これらの人を助ける医療器具にはトラウプの機械で形作られた部品が利用されています。医療部品の加工で先行するドイツ、スイスのものづくりの現場でスタンダード機として活躍し、日本でも採用されています。医療現場でよく利用されるチタン合金は、削るのが大変なタフな材料。このような材料を削るには、強い構造をもち沢山の工具を使用できるマシンでなければなりません。

しっかりとした円柱をつくる

石で円柱を正確に削る

スイス ケレンベルガ社
CNC複合円筒研削盤
スイス

身の回りには四角いものや丸いものがあふれています。金属の四角い形や丸い形を作るには、それぞれを得意にしている専用の機械を使います。医療だけでなく、時計、自動車、飛行機、機械にも円柱の部品が組み込まれています。速く回るものは正確な円柱であることが必要です。円柱が少しでも歪んでいると、高速回転した時にブルブル震えてしまいます。すると機械や工具も震えて、その寿命が短くなり、作ったものも滑らかになりません。最も円柱を正確に石で削れる機械として知られているのは、ケレンベルガのマシンです。

金属に薄い膜を貼り付ける

用途に合わせて膜をつける

スイス プラティット社
PVDコーティング炉
スイス

物質にエネルギーを加えていくと、個体・液体・気体、そして気体中を陽イオンと電子が運動するプラズマ状態になります。チタン、クロム、アルミ、シリコンをプラズマ状態にし、薄い膜を金属に付けると、摩耗、摩擦、腐食がしにくくなります。これらの金属を用途に合わせて適切な割合で混ぜ、工具や医療器具に膜を付けるプラティットの装置が様々な分野で活躍しています。

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