事業紹介

エネルギー

蟻の一歩と象の一歩、どちらが狙い通りの場所に正確に足を置けると思いますか? 大きな羽根や部品をつくるためには、それよりも大きな機械が必要です。しかし、付随する大きな動作はそれだけ不正確なものになります。大きな機械を思った通りに正確に動かすためのレーザ装置、羽根や部品の形をつくる機械、その表面を滑らかに磨く装置、さらに計測もしなくてはいけません。

よく使われる製品

正確な機械を更にきちんとする

機械をレーザで正確にする

ドイツ エタロン社
空間補正システム
ドイツ

大きな部品に形を作るためには大きな機械が必要です。それも狙ったところをちゃんと削れる、正確な機械です。機械づくりに革新を起こしたエタロンのシステムは、これまで英知を絞っても到達できなかった正確性を機械にもたらしました。大きな部品に形を作ることと同様に、大きな部品が正しく作られたか調べることも大変です。正確性を高めた機械は部品を正確に作るだけでなく、機械が形作ったものを機械自身が正確に測ることでも役に立っています。

ねじれた羽根の先まで磨く

複雑な機械で職人技のような動き

ドイツ アイエムエム社
タービンブレードベルト研削盤
ドイツ

ソフトクリームを上手に巻きながら作るには微妙な技を必要とします。金属も同じこと。平らなものよりねじれたものを作るとき、機械には多くの関節の細やかな動作が要求されます。海外旅行で利用する旅客機のエンジンの安全を支えているのは、磨き一筋50年の歴史と経験に裏打ちされたアイエムエム社のタービンブレード仕上げ技術です。多くの関節を持つ機械で、ねじれた羽根を職人のように自動で紙やすりで磨いていきます。世界をリードする航空機・発電メーカーでブレード仕上げの標準機として広く採用されています。

難しい部品を速く形作る

タフな機械だから石でも早く削れる

スイス メーゲレ社
グラインディングセンター
スイス

形をつくる金属部品の数が多い時、日本のものづくりは工具で削る方法が主流ですが、石で削る方法はヨーロッパの方が進んでいます。包丁を研ぐときに使う砥石には、実は沢山の刃物が隠れています。沢山の刃物をもった円盤状の砥石に凹凸を作って回転させて、金属に押し付けるとタフな材料でも凹凸にすることができます。タフな材料になるほど、工具で削ると時間もかかります。航空、宇宙産業で利用されるタフな部品には、砥石を使って形を作るメーゲレの頑丈でどっしりとした機械が活躍しています。

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