KawarabanYKTかわら版
YKTかわら版 第165号
Contents目次
ロロマティック CNC工具研削盤 GrindSmart660XWの事例紹介
段研削盤と工具研削盤の加工能力を一台に集約し、ブランク加工から刃付けまで一度のセットアップで全加工します。工程毎の段取りや精度・砥石管理、中間在庫が不要となるだけでなく、所要床面積も削減可能です。ワンクランプ全加工は、多品種生産の適応性を高め、製造コストの抑制、リードタイムの短縮に貢献します。下記の加工事例のような、長尺比50xDのマイクロドリルも製造可能です。
ドリル、径1mm、溝長50mm
ウイングビジョン 広範囲一括撮影方式外観検査装置AZVisionのご紹介
AZVisionは検査機導入にハードルが高いと思っているお客様にこそお勧めしたい、広範囲一括撮像方式の画像検査装置です。
- 簡単設置とシンプル操作
100V電源ケーブルで一本で起動。PC内臓によって置くスペースを選びません。検査作業はボタンボックス一つで完結し、誰でも簡単に検査が可能です。 - サブマスター登録機能
検査機において虚報は付き物であり、特に挿入部品のように位置の不安定な部品ではOK/NGの見極めが難しく、虚報と見逃しのいたちごっこに陥りがちです。AZVisionのサブマスターはOKの個体差を後から複数登録することで、検査パラメータを緩めずに直行率を大幅に上げることが可能です。 - 任意の場所に検査画像の保存
NG・OK基板共に、お客様任意のフォルダに画像の保存が可能です。基板の不良発生時、いつ、何が原因となったのか?基板IDと紐付けし、トレースも万全にします。 - 充実のオプション スライドテーブルで外光を遮断、UVライトで防湿コーティング検査、インライン化対応など、様々なオプションを取り揃えております。詳しくは、下記URLよりお問い合わせください。
第6回 計測・検査・センサ展出展のお知らせ
期間:2025年4月9日(水) ~ 11日(金) 10:00-17:00
会場:ポートメッセなごや 第1展示館 小間番号14-1
マルチセンサ測定機のベストセラーモデル「SmartScopeZIP250E」と、現場の工具測定のために作られた切削工具画像測定顕微鏡、ワイヤレスデータ通信が可能な精密デジタル水準器の3種の出展を予定しております。
【出展機のご紹介】
■オージーピー マルチセンサ三次元測定機SmartScopeZIP250E
オージーピー測定機のベストセラーモデルです。画像測定による自動機ながらも、XY微動送りノブによる工具顕微鏡のようなマニュアル測定も可能です。用途に応じてマニュアル・セミオート・フルオート測定を自由に切り替えることができます。タッチプローブ、DRSレーザ搭載のマルチセンサ仕様で展示予定です。
・ストローク(X/Y/Z) (mm)
300×150×200
・画像測定(標準装備)
全機種自動倍率補正機能付きのズームレンズを採用した光学系を標準装備しています。各種照明により最適なエッジを認識、多点で高速で検出します。高さ測定も可能です。
・接触式プローブ タッチプローブTP200(オプション)
ドックステーションへの自動格納、交換機能搭載を搭載しています。壁面だけでなくスター型スタイラスによる横穴の測定も可能です。
・レーザーセンサ DRSレーザ(オプション)
多くのモデルに搭載可能な反射型レーザ変位計です。カメラとのオフセットがあります。
■ツールレンズ 切削工具画像測定顕微鏡TL-500
現場での作業性に優れた汎用顕微鏡でありながら、高精細画像とJCSS校正済みリニアスケールの補正により、信頼性の高い測定データを提供します。
■ワイラー 角形デジタル水準器Clinotronic S 、Clinotronic PLUS
精密加工された4面を利用し、+/-の反転なく平行度をより高精度に測定します。微小角度では最小許容誤差15秒、重力補正機能により広角45度で1分30秒の許容誤差を実現します。Bluetoothによるデータ通信で、手書き・手入力不要ペーパーレスな測定データの取得・管理が可能です。
こぼれ話 ~オーストリアのスーパーで見かけた、エコで嬉しい取り組み
環境問題への意識が高いイメージが強いドイツですが、お隣のオーストリアでも環境保護への取り組みが進んでいます。ペットボトルのデポジット(ペットボトルをスーパー等にある回収ボックスに入れるとそのお店で使えるお金のクーポンが発行される)やエコバッグなど、以前から消費者が気軽に参加できる取り組みが行われていました。
久しぶりにドラッグストアに行くと、洗剤コーナーに蛇口が4つ並んでいました。どうやら洗剤を量り売りしているようです。詰め替え用洗剤は日本にもありますが、こちらではお客が詰め替え用ボトルを持参し、この蛇口から洗剤を直接補充する仕組みになっていました。
隣のスーパーに移動すると、今度はショッピングカート置き場に緑のボックスが置いてありました。よく読むと使用済み食用油の回収ボックスとのこと。上の蓋を開けて油を流し込み、ボタンを押すとお店で使えるお金のクーポンが発行されます。回収した油はバイオディーゼル燃料等にリサイクルして活用されるそうです。
油を背負って買い物に行く人がいるのかな?と思いましたが、廃棄していた油がクーポンに代わるなら、ひとつの案ですね。家で廃棄するのも面倒なので、日本でもこのような取り組みが浸透する日が来るといいなと思います。