■製品ニュース
ワルサートローバル社「機械技術」に高能率振動式バレル研磨機の記事が掲載
一部抜粋:
金属3Dプリント部品のサポート材と、表面に凝着した金属の塊を除去した後の表面の仕上げ方法として、ブラストやバレル研磨があげられる。ノズルからメディアを高圧で照射するブラストは、鏡面の表面処理は難しく、さらに内部の仕上げには適していない。一方、振動によるメディアと部品の相対運動で部品を加工するバレル研磨は、チタン系やニッケル系の難削材の金属3Dプリント部品には研磨力が不十分である。特に内部は処理が困難で、後工程の手仕上げが必要となるが、内部にアンダーカットがある場合、仕上げ工具が届かないこともある。
高効率振動バレル研磨機AMは、合計3式のモータを搭載し、部品内部の表面処理に不可欠な研磨渦の制御が可能となっている。部品最大サイズφ950×500mmまで対応し、金属3Dプリント部品の表面粗さをRa80μmから0.025μmまで改善する研磨能力を備えている。レーシングカー部品、航空部品、医療部品、衛星用ミラー部品、電気自動用の耐熱樹脂部品、チタン・樹脂製補聴器等の表面仕上げに導入されている。
■製品ニュース
ロロマティック社フェムト秒レーザ加工機 LaserSmart510Fの事例紹介
フェムト秒レーザを搭載したLaserSmart510Fは、これまでのレーザでは到達できなかった加工面粗さを実現し、処理が困難だった材質の加工を可能にします。超短パルスによるフェムト秒レーザの加工は、加工熱が材料に伝わる前にレーザの照射が終わるため、熱影響によるマイクロクラックや溶融した加工カスが表面に再付着するデブリの発生もありません。デブリを除去する工程が省けることで、特に、取り代の多い溝加工では加工時間を短縮することができます。また、レーザ光強度が高いため、ダイヤモンド、CBNだけでなく、これまで加工が難しかった窒化ケイ素、酸化ジルコニウムのセラミックスも加工の対象材料となります。試作開発用の超硬工具の加工も視野に入れ、径1.1mmのエンドミルを加工し、面粗さRa0.04mmを達成します。研削盤では、砥石の成形が必須ですが、レーザはプログラム作成後、直ちに加工をすることができます。
■製品ニュース
ワイラー社定盤・機械精度評価用ソフトウェアwylerSPECのピッチング・ローリング・ヨーイング測定
精密デジタル水準器BlueLEVELをXY方向に機械テーブルまたは三角治具上に置き、等間隔で動かし、停止時のデータを取得することで、ピッチング・ローリングの測定ができます。事前の段取りなく短時間で評価できるため、加工機の定期的な精度確認に適しています。データの蓄積により、機械を最適な状態に維持する予知保全に活用できる他、誰がいつ測定したかの記録を残すトレーサビリティの要求に応えることができます。
水準器は垂直軸方向の回転誤差(ヨーイング)を測定できません。ソフトウェアのwylerSPECには、レーザ干渉計やオートコリメータで測定したヨーイングのデータを入力する機能があり、3つの回転誤差の一元管理も可能です。
■製品ニュース
インデックス社世界最大の旋盤専業メーカードイツ・インデックス社の会社紹介動画を掲載
インデックス社の会社紹介動画を掲載
100 年以上の歴史を持つ世界最大の旋盤専業メーカーのドイツ・インデックス社の動画を掲載しています。インデックス機は、自動盤、多軸自動盤、複合加工機、主軸移動型自動盤のラインアップがあり、難削材の複雑形状の部品を高精度に、より短時間に加工できる機械として評価されています。
■製品ニュース
パナソニック コネクト株式会社
FOGボンダ― FPX105FGのご紹介
対象設備:FOGボンダ― FPX105FG(品番:NM-EFL1PC)
汎用性の向上
1インチから17インチサイズの液晶パネルに対応
7インチサイズまで2枚同時搬送、1枚搬送時は最大17インチまで対応サイズを拡張しており、高い汎用性を実現
携帯電話・スマートフォンからタブレット・ノートブックPC用の多種多様なFPCの実装形態に対応
高品質
仮圧着工程と本圧着工程間でパネル持ち替えレスを実現、パネルへのハンドリングダメージ排除
情報管理機能(設備稼働状況の表示)で良品生産をサポート
FPC形状・サイズへの対応力
ACF貼り付け工程にショートヘッドとロングヘッドを搭載、ショートFPCからロングFPCまでのACF貼り付けに対応
仮圧着ユニバーサルツールを搭載、多様な形状・サイズのFPC実装に対応
本圧着一括加圧ヘッド仕様と個別加圧ヘッド仕様を準備、FPCに合わせた本圧着ヘッド選択が可能に
COG・FOG一貫ライン
当社COGボンダ―FPX005CG・FPX105CGとの連結で、COG実装からFOG実装までの一貫ラインを実現
正流れ(左→右)・逆流れ(右→左)をラインアップ、一貫ペアラインによる工場運営の効率化に貢献
■JIMTOF出展 工作機械ブース
キルナー社砥石成形盤K43C
キルナーK43CはCCDカメラを搭載したダイヤモンド&CBN砥石成形盤です。振れを抑制した砥石の微細プロファイル成形を現場向きのマニュアル操作で実現。ロロマティック工具研削盤で利用するHSK50Eだけでなく、同社製2面拘束パーフェクトアーバのスピンドルへの直接クランプが可能です。中間アダプタを使用しない安定した成形が可能で、砥石の形状崩れを止め、砥石寿命を向上させます。
■JIMTOF出展 測定機ブース
OGP/QVI社マルチセンサ三次元測定機 SmartScope SP463
自動倍率補正機能を有する光学ズームと、5メガピクセル高解像度カメラによるデジタルズームを搭載し、最低倍率時は視野面積でZIPの4倍の広さを獲得。最高倍率時は、ZIPの5倍レンズ搭載時に相当します。
スキャニングプローブと高精度・高追従性を兼ね備えたTeleStar Plus TTLレーザ(オプション)を搭載し、JIMTOFにて展示予定です。
・ストローク(X/Y/Z) (mm) 450 x 600 x 300
・最大積載質量(kg) 75
光学ズーム使用
デジタルズーム使用
■スキャニングプローブ SP25 制御システム内蔵
スキャニングプローブの制御システムを内蔵することでコストダウンを実現、後付けも容易に行えます。(センサ、モジュール、スタイラス、および基準球はオプションです)
■レーザセンサ Telestar plus TTLレーザ(オプション)
SP、Vantageモデル向けレーザセンサです。カメラとのオフセットなく、かつカメラと同じ作動距離で鏡面素材もスプレ不要で測定可能です。急斜面への高い追従性が特長です。
■オンライン展示会情報
2022年7月1日(金) ~ 12月31日(土) オンライン展示会の開催期間延長のご案内
■オンライン展示会情報
ロロマティック社 Digital Rollomatic Wolrd
期 間 : 2022年7月1日(金) ~ 2022年12月31日(土)
参加方法 : 事前登録制
好評につき、ロロマティック社オンライン展示会の開催期間が延長されることになりました。新機種のフェムト秒レーザ加工機LaserSmart510Fをはじめ、段研削盤NP30/50、工具研削盤Nano6/630XW/ 830XW、ソフトウェアVirtualGrindPro等のロロマティック製品をテーマごとに、日本語字幕付きの動画で紹介しています。期間中はいつでも自由にサイト内の動画をご覧いただけます。サイト閲覧には、特設サイトからの事前登録が必要です。登録方法については、下記「展示会案内はこちら」をご参照ください。
~ 「海外出張で感じたスリル」 ~
5月に2年振りの欧州出張に行きました。ドイツのシュトゥットガルトでは、公共交通機関を除き、ドイツの街ではマスクを着用する方はほとんど見かけることなく、まるで、コロナ禍前の街の景色のようでした。
展示会に行きましたが、こちらもマスクをしている方は稀でした。マスクをしていると、具合が悪いと思われるようで、体調は大丈夫かと聞かれました。
日本行きの飛行機に搭乗するためには、出国前72時間以内のPCR検査で陰性の証明書が求められます。仮に陽性の場合、ドイツでは自治体が宿泊先を準備しないため、自宅隔離をしなくてはなりません。自宅がない出張者の場合、企業の責任で対処するよう求められます。宿がない場合、ホテルに滞在の延長をしないといけませんが、宿泊を断られる可能性もあります。
現地の取引先の方にどうしたものかと聞いてみると、「自分の家に泊まったらいい」という温かいコメントをいただきました。
そういう訳にもいかないので、ホテルにも聞いてみたところ「黙ってホテルの滞在を延長したら良いのでは」というアドバイスがありました。
PCR検査の結果は、メールで届きます。添付ファイルを開く直前はスリルがありますが、陰性の場合緑色の背景にNEGATIV、陽性の場合赤色の背景にPOSITIVと書かれています。
幸いPCR検査は陰性でしたが、まだしばらくの間はスリルある出張は続きそうです。
陰性の場合 陽性の場合