YKT株式会社

YKTかわら版

YKTかわら版
■製品ニュース
アイエムエム社
タービンブレードの複雑な形状を自動磨き
アイエムエム社タービンブレード研削盤の動画を紹介します。多軸同時制御により、複雑なブレート形状に沿って、均一な磨き加工ができます。磨き品質が均一になるだけでなく、手仕上げと比較し、最大90%磨き時間を短縮します。磨き工程で高い加工能力を得ることで、前工程のミーリング加工の要求仕上げ品質を落とし、短縮することも可能です。

■製品ニュース
ロロマティック社
工具研削用加工兼シミュレーションソフトウェア
工具研削用加工兼シミュレーションソフトウェアVirtualGrind Pro 1.29が、作業者の安全を確保します。
砥石回転速度のリミット機能
ロロマティックにとって、作業者の安全は最も重要なテーマの1つです。VirtualGrind Pro1.29での砥石の最大回転速度制限は、砥石セットの砥石サイズに応じて設定されます。チェンジャに取り付けられている全ての砥石セットの砥石回転速度は、最高回転速度が最も遅い砥石に合わせ、制限されます。

■QVI耳寄り情報
OGP/QVI社
3Dマルチセンサソフトウェア『ZONE3』のマルチ形状ファインダ機能の紹介
視野内同時検出を実現するマルチ形状ファインダ
従来の測定ソフトウェアであるMeasureMind 3Dの場合、一度に検出できる形状は一つだけでしたが、3DマルチセンサソフトウェアZONE3では同一視野(倍率)かつ同一照明の場合、視野内の形状に同時検出を行うことができます。同時検出のための特別な指示も不要です。形状数の多い製品には、測定時間の大幅な短縮が期待できます。

■製品ニュース
パナソニック スマートファクトリーソリューションズ株式会社
モジュラーマウンター VMシリーズの紹介
モジュラーマウンターVMシリーズの主な仕様を紹介します。
対象設備
モジュラーマウンター VM101(品番:NM-EJM3E)
モジュラーマウンター VM102(品番:NM-EJM4E)

対応基板寸法:L 50 mm × W 50 mm ~ L 330 mm × W 250 mm (シングルレーン)
装着ヘッド 軽量16ノズルヘッドV2 軽量 8ノズルヘッド 4ノズルヘッド 14ノズルヘッド
最高タクト 42 000 cph(0.086 s / チップ) 22 500 cph(0.160 s / チップ) 8 200 cph(0.439 s / チップ)
6 500 cph(0.554 s / QFP)
32 100 cph(0.112 s / チップ)
10 500 cph(0.343 s / QFP)
部品寸法 0402 チップ ~
L 6 × W 6 × T 3
0402 チップ~
L 45 × W 45 × T 12
or
L 100 × W 40 × T 12
0603 チップ ~
L 120 × W 90 × T 30
or
L 150 × W 25 × T 30
0402 チップ ~
L 120 × W 90 × T 28
or
L 150 × W 25 × T 28
■製品ニュース
ウイングビジョン社
目視検査支援ユニットAZVisionのリモートデモサービス開始のご案内
コロナ禍の中、人との接触をなるべく抑えながらお客様をサポートするため、外観検査装置メーカーのウイングビジョン社では、目視検査支援ユニットAZVisionにおいて、リモートデモサービスを開始しました。
購入を検討したいが、その前に装置を見てみたい。自社工場でデモをしてもらいたい、でも人には来てほしくない…。そんなご要望にお応えします。ご興味がございましたら、お気軽に弊社担当営業にお声掛けください。

こぼれ話
~ 「台湾の便利なマスクアプリ」 ~
台湾で勤務している私は、今回の新型コロナウイルスの感染が始まった1月末から、台湾に留まっています。
こちらは、早期の入国制限や政府の様々な対策により、新型コロナウイルスの感染拡大を上手に抑え込んでいます。中国との往来が非常に多いにも関わらず、6月10日時点で域内新規感染者数ゼロを59日間も続けており、対策が高く評価されています。今のところ人々の生活はほぼ正常に戻っており、新型コロナウイルスと上手く共生できていると感じます。今回は台湾政府が実施した多くの対策の内、ユニークなマスク対策について紹介します。
まず、1月21日に、台湾で最初の感染者が確認されると、24日からN95マスクは全面輸出禁止となりました。市場でもマスク不足が深刻になり始めたため、政府は台湾製マスクを全て一括買い上げし、医療機関及び一般消費者へ適正に振り分けると共に1月28日より一度に購入できる枚数を上限3枚にしました。
それでもマスク不足が解消しなかったため、2月6日より健康保険証のICチップを利用した実名制を導入。その段階で1人あたり1週間2枚に制限。その1ヶ月後の3月5日に1週間3枚に変更されました。枚数制限があっても薬局の前には長い行列ができ、購入は楽ではありませんでした。
そこで登場するのが天才プログラマーのIT担当大臣オードリー・タン氏(唐鳳)です。タン氏が最初に取り組んだのは、マスクの在庫がどの薬局に何枚あるかをマップ上に表示するアプリの開発です。これにはマスク実名制購入システムが利用されています。この結果、どの薬局へ行けばマスクが買えるのかが一目で分かるようになり、薬局ごとのマスク在庫の偏りも解消しました。次にタン氏は、ネット及びスマホアプリでの予約・決済システムを開発しました。このシステムにより、薬局に並ぶ必要は無くなりました。受け取りは最寄りのコンビニでOKです。(写真はそのアプリ画面)

4月1日からは、購入枚数の上限が2週間9枚に変更され、その頃にはマスク不足への市民の不安は解消していました。
マスク不足解消の目途が立ったため、台湾政府は海外へのマスク寄贈を積極的に始めます。日本にも200万枚が寄贈されました。
更にユニークなのは、個人のマスク毎週割り当て分の内、過去に遡って受け取っていない分を海外へ寄付できるようにしたことです。この寄付に個人負担は伴いません。手続きも先ほどのアプリのTaiwan Can Helpからボタン一つです。
4月22日からはアプリさえ必要なくなりました。コンビニにある汎用端末でマスク予約が簡単にできます。
迅速な対策、そしてITを駆使して感染予防をした政策が功を奏した例だと思います。いまや防疫を指揮している衛生福利部メンバーは国民的ヒーローになりました。LINEスタンプもあるほどです。
台湾では6月1日から緊急事態が緩和され、マスク生活も慣れてきました。今のところ、新型コロナウイルスとの共生しながらも、感染者をうまく抑え込んでいます。
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