ホーニングのすべてがワンツールで完結
デーゲン社高速ホーニング盤は独自のツール1本で粗から仕上げ加工まで対応し、加工時間の短縮と省スペースを実現します。ピン外径基準のマッチホーニングや、とまり穴の加工、さらに異なる2つの径の同時加工も1本のツール。単一ホーニング工程により精度管理が簡素化され、革新的なデーゲンの高速ホーニングはマーケットをリードするドイツの自動車メーカーでも高く評価されています。
加工事例
アプリケーション:トランスミッションバルブ
材質:SUML快削鋼
加工径/長:φ5.75×L8mm、φ6.95×L15mm
加工時間:16秒
機械と工具2018年10月号に掲載された「粗から仕上げまでツール1本で対応 高能率デーゲン社高速ホーニング盤」の記事を紹介します。
一部抜粋：
従来のホーニング盤では、従来のホーニング加工は粗から仕上げまでに3-4本のスピンドルまたは3-4台の機械が必要になる。しかも各工程間でゲージングも必要になる為、設置所要面積の確保に加え、工程管理は容易ではない。デーゲン社は、短時間加工かつ工程管理の少ない高精度自動運転を実現する高速ホーニング盤を開発した。パテントホーニングツールが、粗から仕上げまでの加工に対応する。工程ごとのツールが不要になるばかりか、工程間で発生する計測とハンドリング時間が無くなり、さらに加工時間を短縮できる。また、1台・1工程の加工になるため工程管理も簡素化でき、かつ省スペースも実現可能だ。

モノづくりのグローバル化にともない、必要な精度を明確に指示する幾何公差の導入が増えています。製造工程解析ソフトウェア KOTEM EVOLVE Manufacturingを紹介します。
【誤差要因の細分化】
SmartProfileソフトウェア(第93号かわら版EVOLVE SmartProfile 参照)で評価した結果を踏まえ、加工原点などから再度評価しなおして、〈サイズの誤差〉・〈位置の誤差〉・〈方向の誤差〉・〈フォームの誤差〉の4つの誤差要因に細分化します。分解された誤差要因を参照することにより効率的に製造工程の分析を行うことが可能になります。

ロロマティック社　GrindSmart XWシリーズ　回転速度維持機能付き研削スピンドル
精密工具の製造には安定した研削が重要です。ロロマティック工具研削盤GrindSmart XWシリーズの研削スピンドルは、他社に先駆け周波数に同期して回転するシンクロナスモータを採用しています。このモータは、電圧変動・負荷変動の影響を受けないため、安定した砥石回転速度を維持することができます。
太径の溝加工時など、研削スピンドルに負荷が掛かる加工では、回転数を維持するため出力20-30kW級の研削モータを搭載することが一般的です。しかしXWシリーズの研削スピンドルは、この回転速度維持機能のおかげで高い研削負荷がかかる時も砥石回転が不安定にならないため、最高出力14kWでもオシレーションなく、常に安定した研削が可能です。過剰な出力の研削モータが不要となり、コンパクトな研削スピンドルにより、発熱や振動が抑えられます。砥石スピンドルの小型化は、スピンドル端面から研削ポイントまでの距離の短縮、ひいては砥石の振れの抑制、優れた研削面、安定した連続研削が砥石寿命の向上へと繋がります。
条件によりますが、830XWで超硬コーナーR エンドミル4 枚刃、φ25mm、刃長60mm を30 分で加工する事例があります。この工具は、研削スピンドル出力20-30kW を搭載した一般の工具研削盤で通常60～90分の加工時間が見込まれます。
回転速度維持機能を搭載し、研削スピンドルの出力は必要最低限にすることが重要です。

モジュラーマウンター　VM102の紹介
対象設備:モジュラーマウンター VM102(品番:NM-EJM4E)
AM100ベースで開発されたモジュラーマウンター
汎用性高いワンヘッドソリューション、広範囲の部品対応力、多品種少量ライン
最大160品種対応

基板寸法	L 50 mm × W 50 mm ～ L 330 mm × W 250 mm (シングルレーン)
設備寸法	W 1 515 mm × D 2 070 mm ※ 3 × H 1 500 mm
部品供給	20 連固定供給部仕様 Max. 160 品種(4、8 mm テープ)
装着ヘッド	14ノズルヘッド/4ノズルヘッド
最高タクト	32 100 cph(0.112 s / チップ)/10 500 cph(0.343 s / QFP)
装着精度	±30 μm/ QFP;±40 μm/ チップ;±50 μm/QFP
部品寸法	0402 チップ ～ L 120 × W 90 × T 28/or L 150 × W 25 × T 28

※VM101組み合わせるとより多くの実装品種と生産量が実現できます。

期間 : 2019年6月5日(水) ～ 7日(金)
会場 : 東京ビッグサイト
YKTブース位置 : 西1ホール 小間番号1-106
AI搭載型外観検査装置PRECISION EYEと組立品質管理支援システムAZVisionを展示します。PRECISION EYEはAIによる自動データ作成機能を搭載し、目視検査の自動化・省人化を実現し、コスト削減や不良品流出防止に寄与します。UV照明を組み合わせることで、防湿絶縁コートの外観検査にも効果を発揮します。皆様のご来場をお待ちしております。

期間 : 2019年6月19日(水) ～ 22日(土)
会場 : BITECバンコク
YKT THAILANDブース位置 : Hall 101, Stand – 1G09
当社はこれまで西と東の架け橋となるべく、欧米から日本へ数多くの機械を輸入、販売して参りました。近年では産業のグローバル化をさらに推し進めるため、アジアでの販売を強化しています。東南アジアでの事業展開を図るため、タイ・バンコクで開催されるInterMold Thailandに出展します。工具業界で評価の高いアメリカ製万能投影機と切削工具用顕微鏡、卓上型超硬用ドリル再研磨機、ろ過装置等を展示します。日本人スタッフもおりますのでご来場の際はお気軽にお立ち寄りください。
■CCP/QVI社 アメリカ 万能横型投影機
大型スクリーンと優れた明度をもつ横型の投影機。工具の測定で活躍しています。切削工具の現場で根強く支持され、一般的な投影機より、スクリーンが大きく小径工具も鮮明表示できると高い評価を得ています。ステージは手動ノブ、またはジョイスティックによるモータ駆動操作可能です。 透過(輪郭)照明、落射照明、リング照明の光源に真直性の高いLEDを採用しています。
■Darex社 アメリカ ドリル再研磨機
日本の厳しい再研磨の公差に応える品質を維持し、ドリル再研磨時間をさらに短縮します。作業者の経験を問わず誰でも簡単に扱えるため、社内での再研磨に威力を発揮します。
■Eurotech社 アメリカ 切削工具画像測定顕微鏡
作業性に優れる汎用顕微鏡でありながら、信頼性の高い測定データを確保する切削工具画像測定顕微鏡。大手切削工具メーカーの製造ラインで標準測定機として多く採用されています。
■サンメンテナンス工機社 日本 ろ過装置
超硬研削時に発生するクーラント液内のミクロンレベルの微細なスラッジをほぼ完全にろ過し、研削面の改善、砥石寿命の向上を図ります。回収したスラッジはリサイクルされ、フィルターと装置が一体構造となっているため、交換作業も簡単です。
■YKT QuaScope　ズーム式実体顕微鏡
倍率を変更してもピント保持が可能なズームレンズ機構を内蔵し、深い被写界深度と広い作動距離を持つ使いやすい設計です。