■製品ニュース
メーゲレ社「ツールエンジニア」にメーゲレ生産型研削システムが掲載
ツールエンジニア2019年1月号に掲載されたメーゲレ機によるステアリングラック研削の記事を紹介します。
一部抜粋：
ステアリングラックはブローチングによる製造方法が一般的で、そのプロセスは確立され精巧でメリットはある。しかし、潜在する幾つかの問題点を見逃すことはできない。ブローチツールを使わず研削で加工した場合、80％或いはそれ以上のツーリングコスト削減が見込まれ、ラック一個当たりのツーリングコストが約15円という実例もある。一般的なCpk基準1.66を圧倒するCpk 3を上回ることも珍しくない。また、標準的な面粗度Ra 0.8は言うまでもなく、Ra 0.4も実現可能。
■製品ニュース
KOTEMEVOLVE SmartProfile
製品を幾何公差（GD&T/GPS）で判定
SmartProfileはCADモデルと測定機が取得した点群データを利用して、定義された幾何公差で製品を判定します。結果の合否判定だけでなく、幾何公差ごとの偏差量をカラーマップやウィスカーなどで表示させることができます。また、距離・角度などの普通寸法公差（サイズ公差）にも対応しています。
幾何公差定義の検証機能
幾何公差標準規格であるISO 1101・ASME Y14.5M-1994・ASME Y14.5-2009に完全対応しており、製品の評価だけでなく、規格に則って正しく幾何公差が定義付けされているか自動で検証します。矛盾や誤りがあった場合、ガイドに従って簡単に修正することができます。
CADモデルのインポート
IGES・STEPなどの中間形式のCADファイルだけでなく、QIF形式にも対応しているため、「ネイティブCADモデル」に付与されているPMI情報も同時にインポートし、改めて幾何公差を定義付けする手間を省略することができます。
QIF規格：（Quality Information Framework）
米国のANSIにより規格として発行されている3次元CADモデルベースです。品質保証に必要な情報をXML記述に定義するファイル形式で、測定結果のCADへのフィードバックまで１つのファイルで完結します。参考：
http://qifstandards.org
■製品ニュース
ロロマティック社ShapeSmart NP3+
切削工具ブランクの製造に機能を限定したコストパフォーマンスモデルShapeSmart NP3+を紹介します。
高精度の切削工具ブランク加工を追及し、ロロマティックが考案した主軸移動型研削は、現在多くの機械に採用されています。CNC100P4、CNC148P4、NP4、ShapeSmart、ShapeSmart+と5世代、30年以上の経験を基に、自動化、高精度化、複雑加工への対応、IoT化と進化を続けるロロマティックの段研削盤には将来必要になる機能が先行して搭載されています。
特長
・φ25×L350mmに対応する研削能力。
・同じシャンクブランク径で10種類の異なる形状のワークを最大1,360本まで連続無人運転で加工。
・連続加工時のインプロセス補正で径精度0.002mm以下の無人運転が可能。
・特許シャンクガイドで誰でも簡単・短時間に精密段取り。
小径よりブランクの径が太くなると、ガイドの段取りに苦慮します。
φ6mm以上の径に特に効果があり、研削後の振れ精度0.002mm以内を実現。
・両端加工（～200mm）用ワーク反転装置
センタードリルやタップブランクのシャンク端面の研削で活躍。
・先端位置決めプローブ
ブランク先端基準で異なる長さの工具全長や刃付け後の首逃げ加工に有効。
■展示会情報
2019年4月17日(水) ～ 20日(土)
第30回金型加工技術展INTERMOLD2019
期間 : 2019年4月17日(水) ～ 20日(土)
会場 : 東京ビッグサイト 青海展示棟
YKTブース位置 : Aホール 小間番号：A-412
【主な出展機のご紹介】
■ロロマティックCNC段研削盤 ShapeSmart NP5
金型長尺パンチ、非円筒の特殊パンチピン、精密工具ブランクまで網羅
特許研削方法「スマートパンチ」で長尺ワークを非円筒加工
粗・仕上げ砥石の4軸同時制御で長尺の非円筒研削
円筒研削でありながら、平坦度2μm、面の結合R0.05mmのポリゴン加工に対応
■オージーピー マルチセンサ三次元測定機 Vantage250
垂直落射レーザ、Telestar Plus TTLレーザ搭載可能SmartScopeシリーズのハイエンドモデルです。カメラ、接触式プローブ、レーザセンサを1台の測定機に集約し、様々な箇所を段取り替えなく安定した測定ができるとともに、測定時間の短縮が可能です。
■KOTEM 幾何公差判定ソフトウェア EVOLVE SmartProfile
3D(2D)CADモデルと、CMM、3Dスキャナ、X線CTなどの測定機から出力された点群座標データを使用して幾何公差(普通寸法公差との併用も可能)を判定。測定結果をわかりやすく視覚化して表示する評価ソフトウェア群。
■ロロマティックアクセサリ 砥石バランサBMT-200-TS100
要求精度の厳しい小径工具ほど力を発揮する砥石バランサ
・研削面と寸法精度の向上
・砥石の寿命を延ばすフランジ直付け
・砥石のアンバランス位置を特定するレーザポインタと自動割り出し
■サンプル展示
・精密電解加工ぺムテック
・PVDコーティング炉 プラティット
■展示会情報
2019年4月17日(水) ～ 19日(金)
名古屋機械要素技術展
期間 : 2019年4月17日(水) ～ 19日(金)
会場 : ポートメッセなごや
YKTブース位置 : 第2展示館、小間番号 : 25-26(試験・計測機器/センサブース)
【主な出展機のご紹介】
■キューブイアイ シャフト部品専用光学測定機TurnCheck
ワンチャック全自動光学測定でシャフト部品の不良を削減
・入力不要のワンボタン高速スキャンで径や長さ、角度を測定
・ワーク不要DXFデータで事前にプログラム作成
・振動や温度変化の大きい製造現場で安定した精度
■オージーピー マルチセンサ三次元測定機SmartScope ZIP250Advance
高い追従性、垂直落射式で遮蔽物に強いTeleStar Probeを搭載し、鏡面もスプレーレスで測定可能
・マルチセンサが幅広い用途・対象物の測定をサポート
・ケール分解能0.05um、X 軸にはデュアルスケールを採用
・追従性と精度を高い次元で両立したTeleStarプローブを搭載
■シーシーピー 万能横形投影機 CC-16L
LED光源がステージガラスを経由せず、ワークをダイレクトに水平投影するため、ステージガラスの経年劣化の影響を受けにくく鮮明で安定した投影を実現
・ステージガラスを経由せずワークをダイレクトに水平投影
・大型冶具や金属部品にも対応する高剛性横型ボディ構造
・ソフトウェアやセンサなど最新オプションで測定効率アップ
■ウィングビジョン 多目的外観検査装置 WV1806-200
目視検査を自動化・省人化スキルレス簡単検査設定
・体裁樹脂部品、組み立て部品の目視検査を簡単プログラムで検査の自動化・省人化をサポート
■ユーロテック 切削工具画像測定顕微鏡PG1000
現場測定の信頼性を生む切削工具専用の画像測定顕微鏡
・高精細画像による外周と底刃の測定
・工具測定のための専用ソフトを豊富に搭載
・測定画像付きレポートの自動作成
■ダレックス CNCドリル再研磨機 XPS16+
誰でも簡単、短時間に一つ上の超硬ドリル再研磨
・超硬＆ハイスのドリルに幅広く対応
・メンテナンス性にも優れた乾式研削
・操作性もよく誰でも簡単にスピード再研磨
～ 今日、ママ来ない ～
海外出張に行くと、最初は慣れない現地の食事を食べることもありますが、数日すると日本食が恋しくなります。タイ出張で、やはり日本食が恋しくなって同僚と日本食レストランに行ったときのことです。そのレストランはオーナーこそ日本人のようですが、従業員は全て現地の方々で、日本人客が話す日本語に奮闘しながらも注文を受けてくれるところでした。シャンディガフというビールとジンジャエールを混ぜたカクテルが好きな私は、注文できるか聞いてみました。そんなのないという反応なので、ではビールとジンジャエールを別にくださいと頼みました。残念ながらジンジャエールもないとのことだったので、結局ビール瓶とグラス１つ、あとスプライトを頼むことにしました。氷入りのグラスにスプライトが注がれていても面倒なので、「缶のまま」と頼みました。自分でグラスにビールを注ぎ、好みの量のスプライトを缶から直接付け足すつもりでした。
注文をとってくれたタイ人のおばさんは、しばらく考えて、申し訳なさそうに日本語で話してくれました「今日、ママ来ない」。
全く予期しない返答だったのでテーブルは一瞬静まりかえり「いや、ママは頼んでない」と返しました。
外国語の分からない単語や会話に接すると、その場の雰囲気や相手を見て想像力を働かして回答することがあります。タイ人のおばさんは私たちを見て、このおじさん達はきっとママと会いたがっていると気を利かし、「缶のまま」と聞かれ、「今日、ママ来ない」と回答をしてくれたようでした。
ママを導いた言葉はやはり「缶のまま」でしょう。変化形はきっと「かんのまま」→「かんまま」→「カムママ」→「ママカム」→「mama come?」
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