2011年8月初版から長かったようで早7年、2018年最後のかわら版90号を迎えることができました。今月号は今年YKTかわら版で反響のあったこぼれ話を集めてみました。かわら版の一年を振り返るとともに、皆様にとって来年が良い一年になりますように。
~ 87号「今までありがとうございました」 ~
当社の東京本社の建屋が51年を迎え、建て替えをすることになり、東京所属のメンバは近所の初台のビル7Fの仮事務所へ引っ越しました。東京オペラシティ近くの初台駅東口からは歩いて3分ほどです。それほど駅から遠いとは思いませんが、この夏は汗をかいて、出社をしています。引っ越し前は、小田急線の代々木八幡の駅改札を出て、目の前の道を横切ると会社の玄関があり、改札から歩いて汗をかくこともなく、雨が降っていても傘が要りませんでした。当たり前に身近にあったものがなくなると、大事なものだったと教えられます。汗をかいて、傘をさして出社していると、今までは幸せだったと思うのでした。建て替えが終わる2年後にまた代々木八幡に戻る予定です。
新しい引っ越し先の事務所からの景色(左に東京タワーが遠目に見えます)
~ 79号「えっ、ピンク?」 ~
アメリカの5大湖ミシガン湖岸の都市ミルウォーキのレストランで、ハンバーガを注文した時のことです。愛想の良いウェイトレスにこの店一番の人気のハンバーガを頼んだところ、Pink?と聞いてきました。ピクルスの類かなと思いpickles okayと答えました。今度は私の目を見てInside pink?どうもピクルスではないようです。ギブアップして、ピンクの意味を聞いてみました。
Pinkはお肉の焼き加減のこと。肉の中心部がピンク色になるミディアムのことを、ここではピンクと言うようです。ミディアムが好きなのでYes, pink okayと頼んだハンバーガの焼き加減はピンク色でした。ちなみにレアはレッド、ウェルダンはブラウンorブラックなのかと思ったら、色で表現するのはミディアムだけのようです。紛らわしいですが、次からはピクルスと言って苦笑いされることもないでしょう。
~ 83号「浴室の電気」 ~
スイスのチューリッヒのホテルに泊まった時のことでした。お客さんとチェックインし、部屋で少し休んでから、街に買い物に行くことにしました。ロビーに再び現れたお客さんの髪は濡れぎみでした。シャワーを浴びたけど、浴室の電気がつかないので、大変だったとのことでした。レセプションの女性に文句を言うと、スイッチを入れたら、問題なく明かりはつくはずよとの返答でした。それでも、スイッチを入れたけど、電気はつかなかったと答えると、もう一度、部屋に戻って試してみて。それでつかなかったら電話をくださいと言われました。少し押し問答しましたが、相手も引きません。仕方ないので、お客さんと一緒に部屋に行き、浴室のスイッチと思われるものを押しましたが、明かりはつきませんでした。やはり、これは電球が切れているとの結論になり、やはり明かりはつかなかったとレセプションの女性に電話をいれました。溜息をつきながらも、電話を切ったレセプションの女性はすぐに部屋に来てくれました。すると期待を裏切り、スイッチはここよと、浴室の電源の目立たないところにあるスイッチを0から1にしました。そうすると浴室の明かりがつきました。どうも、この目立たないスイッチの方が主電源のような役割を担っていたようで、我々が何度も押したスイッチは主電源が入っていないと機能しないものだったようです。明かりはついて良かったのですが、こんな仕組みがあるんだなとお客さんと感心しました。ただ、何故か負けた気がして少し悔しく思うのでした。
~ 84号「アメリカのシードさん」 ~
アメリカの取引先に晩御飯をご馳走になった時のことです。アメリカンステーキをご馳走になり、アメリカンビーフもなかなか旨いなと感心し、会計をすることになりました。彼の財布からでてきたクレジットカードには、マジックで書いたSEEIDとサインがありました。彼の名前はシードさんではなかったので、なんでクレジットカードに違う名前を書いているのか聞いてみました。クレジットカードの詐欺が多いので、クレジットカードカードを渡す時は注意するし、サインも真似できるので、自分のIDを見せないと、決済できないようになっているとのことでした。つまりシーアイディ(SEE ID)のサインは、署名ではなくIDを見てカード決済するという意味でした。
最近日本では、会計の時にサインをすることが減り、コンビニでは電子マネーのように、クレジットカードで支払いができるようになりました。利便性を好む日本ならではのことのようで、外国人の方には驚かれます。日本に出張に来たスイスの取引先の方が署名も暗証番号もなく、クレジットカードで支払いが完了していたことがありました。納得いかない顔をして、なんかあっても自分の責任ではないとぼやいていたのを思い出します。
アメリカのシードさんがいつの日か日本にきて、IDを見せることなく、彼のクレジットカードが勝手に決済され、驚き店員に文句を言う姿を想像するのでした。
~ 85号「ダイ?」 ~
アメリカ出張も中盤にさしかかり、同僚と今晩は軽めの食事にしようと、ホテル近くにある中華レストランに入りました。厨房には中華系のおばさんが二人、レジには娘さんと思われる子が一人、丸テーブルが4つの小さなレストランでした。レジの娘さんにワンタンスープ、焼きそば、餃子、チャーハンを頼むと、突然「die ?(ダイ:旅立つ、果てる)」と言い出しました。
同僚と二人、旅の疲れが顔に出て今にもあの世に旅立つように見えたのでしょうか。
まだまだ元気だと思いながらも、どうも理解ができません。
もう一度言ってもらいました。
彼女の口から出た言葉はやはり「ダイ?」
聞き間違いではないようです。
そういえば、日本にダイと呼ばれる同僚がいますが、私も隣にいる同僚もそんな名前ではないと思っていると。
今度は「To go?(トゥ ゴー:テイクアウトですか)」と聞いてきました。
それを聞いて意味が分かりました。
そういえばDining roomとかDining Kitchen、食事をする部屋とか食堂兼台所という意味で使っていますよね。
彼女の問いかけはDieではなく、「Dine-in?(ダァィン:中で食べる)」ということでした。
次は当たり前のように、ダァィン プリーズと言いたいと思うのでした。
■展示会情報
2019年1月16日(水) ~ 18日(金)
第48回 インターネプコン ジャパン エレクトロニクス製造・実装技術展
展示会名 : 第48回 インターネプコン ジャパン エレクトロニクス製造・実装技術展
期 間 : 2019年1月16日(水)~18日(金) 10:00~18:00 ※18日(金)のみ17:00終了
会 場 : 東京ビッグサイト
エイテック・テクトロン株式会社 : 東ホール E2-4(インターネプコン展示会)
東ホール E47-12(カーエレクトロニクス技術展)
名古屋電機工業株式会社 : 東ホール E20-48(エレクトロテストジャパン展)
エレクトロニクス製造・実装・検査の最新技術が一堂に集結する年に一度のイベントです。
エイテックブースでは、好評頂いておりますフラックス回収強化機能を更に進化させた新型窒素リフロー炉RN162M-102と生産性と仕掛在庫削減を目的としたダブルレール機RN152MW-82と高品質なはんだ付け接合を実現する真空リフロー炉を出展します。
名古屋電機工業ブースでは、印刷後3D検査装置NVI-S300、リフロー後3D検査装置NVI-G300、そして新たにリフロー前検査装置NVI-G250 をそれぞれ展示します。
皆様のご来場をお待ちしております。