YKTブース:東2ホールE2004、西3ホールW3049
■JIMTOF出展
ロロマティック社工具ブランク&精密パンチ研削盤 ShapeSmartNP5
本邦初公開となるSmartPunchは2015年にEMOミラノで発表されました。径に対し200倍の非円筒加工で、振れ1μm、形状精度3μmを達成する能力に、日本の金型業界からの注目は高く、年内に数台の導入も決定しています。期間中、ロロマティックスタッフが常駐しておりますので、当社ブースへ是非お越しください。
非円筒ハイスパンチφ16
サイクルタイム 45分
非円筒ハイスパンチφ12
サイクルタイム 35分
φ12 、L 36.5mm複合形状パンチ
サイクルタイム 90分
■製品ニュース
アフォルター社平歯車の加工事例を動画でご紹介
スイスのアフォルター社のマイクロホブ盤の平歯車の加工事例を動画でご紹介します。
40個のブランクをシャンク治具に挿入して連続加工、1個あたり4.25秒で加工します。
同社は機械メーカーでありながらスイスの高級時計メーカー向け歯車の最大サプライヤーの1社で、ギヤ製造ラインには自社製のホブ盤が多数並んでいます。
平歯車
モジュール:0.08
サイズ:φ8.0 x 0.16mm
材質:真鍮
加工時間:4.25秒/ 個 40個を同時連続加工
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■OGP耳寄り情報
OGP/QVI社製品の画像データをCADデータに利用
SmartScopeの画像保存機能を使用し、実際の製品の画像データをCADデータに貼り付けることで、従来の寸法測定のみでは困難なワーク全体のイメージを把握しやすくなります。
自動測定中に保存した画像のファイル名、倍率を自動的に読み込み、ズーム倍率の異なる画像でも貼り合わせることができます。
※本ソフトウェアはSmart CAD Linkソフトウェアの一機能として提供しています。
■製品ニュース
名古屋電機工業株式会社3D基板外観検査装置 NVI-G300のご紹介
今回は高速検査ヘッドを搭載し、工数削減に貢献する名古屋電機工業株式会社製3D基板外観検査装置 NVI-G300をご紹介します。
NVI-G300
1.3D基板外観検査装置 NVI-G300のご紹介
(1)高速高精度検査
業界最大の2,500万画素カメラモジュールを標準搭載し、□69㎜領域を一括撮像するとともに名古屋電機工業社独自の検査処理方式により高速検査が可能です。また、位相シフト法による3D検査と2D検査併用により高い繰返し精度も実現しました。
(2)生産性向上支援機能
独自のデータ作成処理により検査立上げまでの作業時間を削減するとともに、検査に関わる作業を標準化させ工数の削減に寄与します。
高速検査ヘッドイメージ
その他、様々なソリューションを提供します。営業担当までご連絡ください。
■展示会情報
2016年9月13日 ~ 17日
AMB見本市
展示会名 : AMB見本市
期間 : 2016年9月13日 ~ 17日
会場 : ドイツ シュトゥットガルト市
当社はこれまで西と東の架け橋となるべく、欧米から日本へ数多くの機械を輸入、販売して参りました。近年では産業のグローバル化をさらに推し進めるため、アジアの商品を欧州に紹介する事業を展開しています。
その一環として、シュトゥットガルトで2年に1度開催されるAMB見本市に2012年より参加し日本の商品の拡販に努めております。今年3回目となるAMB2016では、日本から切削工具、スピンドル、気化性防錆材、中国からは砥石を展示します。
また、当社が総代理店を務める機械メーカーも出展しますので、以下、合わせて紹介します。
ホール |
小間番号 |
メーカー名/ maker |
機械分類 |
2 |
A26 |
YKT EUROPE Gmbh |
切削工具、気化性防錆材、砥石、ツールホルダ |
1 |
D12 |
レーザープラス / Laserpluss |
ダイヤモンド工具レーザー加工機 |
1 |
G80 |
ヴィチ・ビジョン / VICIVISION |
シャフト部品専用立形光学測定機 |
1 |
I75 |
オージーピー / OGP |
非接触3次元測定機 |
1 |
Z140 |
プラティット / Platit |
PVDコーティング炉 |
3 |
B32 |
アフォルター / AFFOLTER |
マイクロホブ盤 |
3 |
C52 |
インデックス / INDEX |
多軸・複合旋盤 |
3 |
C72 |
シャブリン / Schaublin |
振れ調整機能付きチャック及びコレット |
4 |
C31 |
エタロン / Etalon |
工作機械空間補正・絶対距離干渉計 |
7 |
B71 |
ペムテック / Pemtec |
型彫り精密電解加工機 |
8 |
A23 |
ロロマティック / Rollomatic |
工具製造向けシステム |
8 |
B41 |
デーゲン / Degen |
高速ホーニングシステム |
8 |
C12 |
メーゲレ / Maegerle ブローム・ユング / Blohm Jung |
平面及びプロファイル研削盤 |
8 |
D16 |
ケレンベルガ / Kellenberger |
円筒・内面研削盤 |
(株)栄工舎 東京都大田区
リーマー、カッター、エンドミルなどの切削工具を製造しています。加工中に破損したタップをきれいに除去する工具、様々な用途に使える球面カッターが好評です。求める工具が見つかる豊富なラインナップ。
城北化学工業㈱ 東京都渋谷区【初出展】
「LAN RAM」は撥水・撥油機能を有し通気性に富む特殊加工紙でパックした新しいタイプの気化性防錆材です。
手軽に使えるミニパック型で、密閉容器・包装・梱包内に投入して使用します。
防錆油の塗布や洗浄工程が不要なため、コスト削減及び作業環境のクリーン化を図ることができます。
㈱スズキプレシオン 栃木県鹿沼市【初出展】
チタン加工・精密加工の高い技術を活かしたオリジナル商品・CNC自動旋盤用4倍速回転工具「IB-SPINDLE」を販売しています。
コントロールユニット・駆動装置を一切使用せず、既存のCNC自動旋盤に取り付ける事が可能。機械の動力を利用して回転数を4倍に増速することができ、刃物の推奨回転数に合わせた加工が行えるため、微細穴あけ加工や小径エンドミル加工を最適条件で仕上げます。
Nakabane Diamond 【初出展】
日本の技術をもとに中国で生産されている価格競争力の高いダイヤモンド砥石、CBN砥石を初出展します。中国でのトップメーカーの1つとして、欧州系だけでなく日系工具メーカーでも多く採用されている同社の砥石をヨーロッパでもPRしていきます。東南アジア市場ではYKTタイが販売をしております。
LaserPluss / レーザープラス、ダイヤモンド工具レーザー加工機、 ホール1 / 小間番号D12
ダイヤモンド、マーキングの多彩なレーザーアプリケーション
VICIVISION / ヴィチ・ビジョン、シャフト部品専用立形光学測定機、 ホール1 / 小間番号G80
MTLシリーズ 製造現場の測定から不良を削減
OGP/オージーピー、非接触3次元測定機、 ホール1 / 小間番号I75
SmartScopeシリーズ マルチセンサで様々なワーク測定を網羅
Platit / プラティット、PVDコーティング炉、 ホール1 / 小間番号Z140
円筒型カソード搭載パイシリーズ 合金に依存しないソフトによる被膜のチューンナップが可能
AFFOLTER / アフォルター マイクロホブ盤、ホール3 / 小間番号B32
AFシリーズ 精密、小モジュール向けマイクロホブ
INDEX / インデックス、多軸・複合旋盤、ホール3 / 小間番号C52
複合加工機G200/220 新しく生まれ変わったGシリーズの実機出展
SCHAUBLIN / シャブリン、振れ調整機能付きチャック及び精密コレット、ホール3 / 小間番号C72
精密コレットメーカーが製造したSRS、コレットの振れはシャブリンで解決
ETALON / エタロン、工作機械空間補正システム&絶対距離干渉計、ホール4 / 小間番号C31
LaserTRACER NGピッチ補正された工作機械の精度を大幅に改善
測定チャンネル80以上、絶対距離干渉計が製造ライン及び測定設備の短時間の自動精度確認を提案
Pemtec / ペムテック、精密電解加工システム、ホール7 / 小間番号B71
PEM400 型彫り精密電解加工
加工前 加工後
加工時間:1分/個、2個同時
Rollomatic / ロロマティック、工具製造システム、ホール8 / 小間番号A23
Grindsmart629XW
ShapesmartNP5
LaserSmart500 ダイヤモンド工具サンプル出展
Degen / デーゲン、高速ホーニングシステム、ホール8 / 小間番号B41
VISION Ultimate 粗から仕上げまでホーニングツール一本で全加工
Maegerle / メーゲレ、グライディングセンタ、 ホール8 / 小間番号C12
クリープフィードによる難削材、自動車部品のブローチ加工からの置き換えを量産型研削で提案
Blohm Jung / ブロームユング、平面及びプロファイル研削盤、ホール8 / 小間番号C12
金型部品から精密部品の小バッチ生産向け
Kellenberger / ケレンベルガ、CNC複合円筒研削盤、ホール8 / 小間番号D16
Varia 砥石旋回ヘッドから直動まで全軸静圧軸受が日本の工作機械メーカーのスピンドル製造現場で活躍
~ アメリカのビデオカメラ式測定機の販売低迷 ~
1983年から当社はアメリカ製のビデオカメラ式測定機の取り扱いを始めました。そのアメリカ製測定機はとても高価で、ビデオカメラでとらえた映像を測定することがまだ市場に認知されていなかったこともあり販売に苦慮します。アメリカの取引先は日本市場での年間の販売台数に満足せず、さらに、日本製の類似製品の販売が開始されたことにも危機感を募らせ、1987年4月に当社との取引の見直しを迫ってきました。交渉の結果、翌年の1年間で10台販売することが販売契約継続の条件となり、当社の関係者は取引解消の覚悟をきめました。
1970年代まで海外メーカーとの主な通信手段は、テレックスというキーボード付きの電話を利用していました。テレックスは相手を呼び出した後、送りたい内容をキーボードで打ちこみ、相手側のテレックスがレシートのような紙に印刷されるものでした。1980年に入りFAXがビジネスツールとして普及し、1987年4月、当社に取引の見直しを迫ったそのレターはFAXで届いたもので、その紙面にはApril 11, '87 from OGPのスタンプが押されていました。
ビデオカメラ式測定機VQシリーズ
1987年4月11日に届いたFAX
気まぐれですがつづく。
~ 「さて、困った。」 ~
自分で言うのもなんですが、私はこつこつ真面目な冷静沈着タイプで、社内で私をロボットのようだと評価する人がいます。
中国に赴任後、週末には中国語のレッスンを受け、発音に苦労していますが、今日まで続けています。先日の日曜日の朝、中国語のレッスンに行こうとして自宅のアパートのドアを開けようとしましたが、何故か開きません。「あれ、おかしいな」鍵を何度も開け閉めし、ドアを力いっぱい押してみましたが、やっぱり開きません。
レッスンのこともあるので、さすがの私も少し焦ってきて、ドアノブを外してみましたが、やっぱりドアは閉ざされたまま。レッスンはあきらめて、部屋で冷静になって考えてみましたが、どうも自分の部屋ですが、閉じ込められてしまったようです。
まさかこんなことが起こるとは思ってもみませんでした。地上階ではないのでベランダから飛び降りるわけにもいきません。このままとじ込められたままかもしれないと思い、冷蔵庫の残りものを思い浮かべました。どうしたものかと考えてみましたが、普段お世話になっているローカルのスタッフの顔が思い浮かびました。
電話で事情を話し、彼が鍵屋さんを呼んでくれました。鍵屋さんはいとも簡単にドアのシリンダーを外し、新しい鍵の取り付け工事があっという間に終わりました。工事代の8000円は大家に請求するとして、中国語のレッスンは一回分損してしましました。
日本ではなかなかないことですが、鍵のトラブルは中華圏ではよくある話のようです。同僚は台湾で泊まったビジネスホテルで部屋の鍵が開かず、ルームカードが悪いかと思いましたが、ホテルの受付の人がきても鍵が開きません。どうも、外側からドアが開かなくなったようで、ホテルの受付の人が、隣の部屋に侵入し、映画のようにベランダをつたって、内側から部屋の鍵を開けてくれたこともありました。
私も技術屋の端くれとして、今回の迅速な作業に鍵屋のプライドをみたきがしましたが、一方でこんなに簡単に鍵があくようでは、鍵の意味はないなとも思うのでした。
鍵を心から信頼できるのは、日本製の鍵の品質の中で育ったからなのですね。