■製品ニュース
エタロン社Audiはエタロンで品質管理を改善
ドイツ車体メーカーのAudiが3工場で三次元測定機の補正にエタロン社製レーザートレーサを採用しています。ボールバー試験と置き換えたことで、要求される製造精度に迅速に応えることができ、さらに社外の測定サービスプロバイダーへの依存度を大きく低減させました。レーザートレーサによりAudiが品質管理を改善した事例をご紹介します。
■製品ニュース
エイテックテクトロン社なにかと面倒なリフロー炉のフラックス処理の問題を解決
N2リフロー炉 RN152シリーズ
フラックスの定期的な洗浄は作業者の負担となっています。この問題を軽減する機能がエイテック社製N2リフロー炉に搭載されました。炉内にあるフラックスガスを特殊な熱風ノズルを利用し、効率的に水冷式フラックス回収ユニットに集めます。フラックスは冷却されることで気体から液体となり、外付けの溶剤クリーナに自動洗浄機能で流すことができます。フラックスは最終的に溶剤クリーナ内のフィルターで回収されます。
| フラックス回収ユニット |
自動洗浄後の回収ユニット内の状態 |
■製品ニュース
OGP/QVI社注射器の内面を効率良く測定
ワーク: 注射器の一段取り全測定
テーマ: 最も重要な投薬の容積となる注射器の内面の効率測定
機種: Flash200
光学的に注射器の内径を非接触で測定するために45°ミラー付き固定治具を用意しました。
これにより一段取りで内側、外側の寸法測定が可能になります。
測定時間: 1個あたり22秒、8個を3分以内
■製品ニュース
ケレンベルガ社複合円筒研削盤Variaでジグ研削の事例
複合円筒研削盤ケレンベルガのアプリケーションを紹介します。
同機は円筒研削盤でありながら、円筒、ネジ研、非円筒、そしてジグ研削の機能が付加できます。今回はフランジφ140の治具研削のアプリケーションを紹介します。
機種: Varia Heidenhainコントローラ
ワーク: フランジφ140 x 35 mm
研削部: 赤い箇所
形状精度<0.004 mm
内径真円度<0.002 mm
内径位置決め<0.005 mm
内径精度<0.002 mm
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■製品ニュース
ロロマティック社ロロマティックアプリケーション
刻印用CBNツールを工具研削盤629XSで再研磨した事例を紹介します。
CBN刻印ツールΦ 3 mm
サイクルタイム: 2分35秒
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■展示会情報
EMOツアーでロロマティック社訪問
10月にイタリアミラノで開催される欧州工作機械見本市とミラノ国際博覧会の商工経済新聞社主催の視察ツアーのご案内です。見本市と博覧会専用のコースに加え、スイス、ドイツのメーカーを訪問するコースも計画され、ミラノ視察後に工具研削盤メーカーのロロマティック社を訪問する予定です。申し込みの期日が迫っています。ご興味ある方は添付の申込用紙に記入の上送付願います。
~ 戦後の精密工具の限られた需要から工作機械の輸入販売を再開 ~
戦後は精密工具の需要が少なく、難しい舵取りが求められました。国際貿易が再開され始めた昭和24年に、山本商会は工作機械の輸入販売を再開し、精密工具製造部門と袂を分かちました。東京の小金井で精密工具を製造していたその部門は、空圧並びに油圧機器の総合メーカー株式会社コガネイとして今日に至っています。
第2次世界大戦で機械輸送が途絶えるまで、山本商会はカーティング商会から工作機械を購入していました。
カーティング商会のルドルフ氏は、第2次世界大戦を機にドイツに帰国し、同僚のフォンアッペン氏と共同出資をし、ハンブルク市にVonAppen&Rudolf商会を設立しました。戦後間もなく、第二次世界大戦前まで山本商会と取引のあったドイツ機械メーカーを訪問することで、多くの取引メーカーとの継続取引が確認されました。ドイツ側の輸出はフォンアッペン&ルドルフ商会、輸入は山本商会のドイツ工作機械の販売ルートが確立されました。
気まぐれですがつづく。
~ 二と八(二和八) ~
中国の北京で日本食レストランに入りました。お寿司では日本が一番と思いこんでいる私は、そもそも日本のオリジナルでないカルフォルニア巻を頼みました。
輪切りにしてあってみんなでつまめるのも気に入りました。やっぱり、いろんな種類のものを少しずつ食べてみたいものです。中国語が分からない私は、一緒にいた中国人の同僚に、「このカルフォルニア巻はいくつに切ってあるか、お店の人にきいてくれる」と頼みました。ウェイトレスとのしばしの会話のあと、「8つです」と教えてくれました。ところがその時の彼は2本の指を立てていました。思わず「そりゃ2つだよね」とつっこんでしまいました。
2を縦にひっくり返すと八になるので、中国では指が2本しかたっていなくても8を意味するようです。
言われてみれば、見えないこともないですね。日本では片手で1から10まで表現することは難しいのですが、中国では6から10も片手で表現できるようです。