台湾の東台グループのAPEC社製大型門型マシニングセンタがエタロンの空間補正で精度を大幅に改善しました。同社製マシニングセンタは航空機、船舶、自動車の業界で欧州を中心に活躍しています。エタロン社製空間補正により、7割の誤差が改善され、さらに測定が困難な工具主軸旋回B軸の測定も実施しました。

パラメータ誤差	レンジ
軸方向運動	7.011[μm]
径方向運動	192.335[μm]
角度位置決め	135.308["]
B軸とZ軸の直角度	2.167["]
B軸とX軸の直角度	-1.508["]

極小ロングドリルの加工をもたらす唯一のツール
一般的なロングドリルの研削はCNCのツールガイドと砥石軸の2つの直動軸の同時制御により、溝部が研削されます。複数の直動軸が同時制御されるこの加工では、厳しい公差である小径ドリルの加工を困難にさせていました。同機はドリルを研削点へ送り出す間、ガイドと砥石軸の直動軸は待機状態にすることで、ロングドリルの芯厚誤差を低減させました。
機内にCCDカメラを搭載し、オイルホールφ0.05mmの穴位置検出も可能とし、3つ穴、三角穴形状にも対応しています。
これまで製造が困難とされていた小径ロングドリルの加工事例です。
■超硬ロングドリル
径に対し研削長95倍、弱ねじれ
サイクルタイム：25分
シャンク径：3.0mm
研削長：φ3.0mm × 290mm ■超硬ロングドリル
径に対し研削長100倍
サイクルタイム：15分
シャンク径：3.0mm
研削長：φ0.5mm × 50mm

切削工具ブランク用に経済的な選択肢
ShapeSmartNP3は従来のNP5から仕上げ砥石ユニットを省き、エンドミルやステップツールのブランク加工用の仕様にすることで、価格を抑えた経済的な選択肢になっています。簡単調整のガイドシステム、3軸ロボットローダを内蔵し、同芯度2μm以内の高精度研削を連続自動生産します。
機内にレニショープローブを搭載し、研削前に工具のリファレンス長を測定する機能があります。ネック、テーパーエンドミルや溝加工済みのフォームツールの加工に適しています。
ドリルブランクなどの面粗さが必要な場合、追加オプションで、仕上げ砥石用CNCスライド軸の搭載が可能です。

来月9月30日まで弊社在庫品を特別価格にてご提供致します。消耗部品交換による予防保全・性能維持や段取り作業の効率化等を検討されてらっしゃるお客様は、是非この機会にご購入ください。
対象設備は最新のCMシリーズからスクリーン印刷機・ボンド塗布機・ME設備まで幅広く取り揃えています。詳細は、営業担当までお問い合わせ下さい。

「形状の一括選択」機能
モニターの視野内で円が一度に測定できない場合、円弧を何度が測定し、円弧を結合し円の測定とします。円弧の結合では、測定した複数の円弧を一つ一つクリックしなければなりませんでした。
新バージョンではクリックの手間を省けるようになりました。
まずは円を形成させるため複数の円弧を測定し、二次形状/円・円弧を選択すると下記画面が表示されます。
形状ボタンをShiftを押しながらクリックすると下図の画面が表示されますので、該当する円弧のステップNOを入力します。
ソフトウェア対応バージョン:「Measure Mind 3D」 ver.14～ 詳細につきましては、弊社 計測サポートセンターへお問い合わせください。

場所 ： ドイツ シュトゥットガルト市
当社はこれまで西と東の架け橋となるべく、欧米から日本へ数多くの機械を販売してきました。産業のグローバル化を推し進める一環として、日本の商品を欧州に紹介する事業も始めています。前回のAMB2012出展から、徐々に日本製のニッチな商品のビジネスが展開されています。今回も9月16～20日に南ドイツのシュトゥットガルトで開催されるAMB2014見本市に日本製品を中心に出展します。