YKT株式会社

YKTかわら版

YKTかわら版
■展示会情報
2013年12月11日(水)~13日(金)
Panasonic FA Show 2013
Panasonic FA Show 2013
展示会名 : Panasonic FA Show 2013
期  間 : 2013年12月11日 (水) ~ 13日 (金)
                  午前10時 ~ 午後5時   (最終日は午後4時まで)
会  場 : TRC東京流通センター (第二展示場E/Fホール)
『Total Solutions for Factory ~工場トータルソリューション~ 』
回路形成技術を中心とした材料・基板・実装や組み立て工程へのソリューションに加え、「モノづくり現場」や「オフィス」などの工場空間や省エネ推進などにご活用いただけるソリューションを含め『工場トータル』の提案をさせていただくエリアを設けます。
また、新商品のプロダクションモジュラーNPM-D3を含め多数展示いたします。
ご入場の際には招待券が必要となります。お持ちでない場合は弊社までご用命ください。
お客様のお越しをお待ち申し上げております。
■製品ニュース
ユーロテック社 ユーロテック社
切削工具専用顕微鏡PG1000-400CMN
手動でも信頼性のおける精度での測定が現場で高い評価を得ています。
自動エッジ認識機能、十字線、平行線を利用した角度、幅測定などの用途に応じた多様なチャートを搭載し、φ0.5~16㎜工具径、240mm以上のロングドリルの測定も可能です。簡単な操作で測定から測定レポートの出力までをご紹介。
今回は工具測定経験ゼロの当社総務部社員にPG-1000の測定を体験してもらいました。
●Euro-techの簡単測定方法紹介
構成は下記写真のように、左から、機械本体、モニター、PCとなります。

【準備】
PCの電源を投入し、PG-1000測定を起動します。

すると、PC画面上にカメラの倍率を最小倍率(0.58)へセットするようメッセージが表示されますので、倍率調整のつまみを最小倍率の0.58にセットしOKをクリックします。
次に最大倍率の7倍に倍率をセットするようメッセージが表示されますので、同じ要領で倍率調整のつまみを最大倍率の7にセットしOKをクリックします。

測定したい工具を治具に設置し、LEDランプを点灯させます。
LEDランプ(写真:右)は、つまみで光量を調整することが可能です。

液晶モニターを見ながらカメラの焦点、工具のセット位置を調節します。
焦点調整、縦軸調整(Y)、横軸調整(x)は、各レバーで調整します。
この時、カメラ倍率を最小の0.58倍に設定すると調整しやすくなります。

焦点調整                                      縦軸調整                                   横軸調整

工具のセットが完了したら、液晶モニターを見ながらA軸スケール表示が0になるように旋回軸を回転させ調整します。
少しコツが必要ですが、それほど難しくはありません。

A軸のセットが完了したら、X、Y、Z横の□ボタンをクリックし、それぞれ0セットします。

実際の測定画面の様子

調整前

調整後(倍率調整含む)

これで、原点セットまでが完了しましたので実際の測定に入ります。
【ドリルファン角度測定】
測定項目(1)、測定リストに追加(2)の順にクリックします。
次に(3)のようにマウスで測定点を5ヶ所指定すると測定結果(130.76度)が表示されます。

【外径の測定】
測定点の指定個所が異なるだけで、要領はドリルファン角度測定と同じです。
測定項目、測定リストの順にクリックします。
マウスで2ヶ所指定することにより、簡単に外径が図れます。

【先端角度を測定】
旋回軸を回転させ、A軸スケール表示を90度に調整します。

あとは、ドリルファン角度測定同様に測定項目、測定リストに追加の順にクリックしマウスで測定点を5ヶ所指定すると測定結果(118.85度)が表示されます。

【測定レポート作成】
PG-1000では、測定レポートをPDF形式で簡単出力することができます。
測定項目保存(1)、測定項目名前入力(2)、レポート出力(3)の順番でクリックすると測定レポートが自動作成されます。



■製品ニュース
ロロマティック社 ロロマティック社
ロロマティックアプリケーション
ロロマティック社製GrindSmart 628XWは砥石交換システムを搭載し、研削スピンドルの出力を従来機と比較し2倍に高め、φ0.1~20mmまでの工具を研削します。ソフトVGProは、複雑な工具にも対応します。
ロロマティックアプリケーション
総形ツール
加工時間: 約20分
材質: 超硬
機械タイプ: 628XW
ロロマティックアプリケーション

■OGP耳寄り情報
QVI社 コストパフォーマンス機特集 その1
~ベストセラー機の光学系を搭載した廉価版をご紹介~
Smart Scope ZIP LITE(ジップ ライト)シリーズ
Smart Scope ZIP LITEは、OGPの大好評モデルSmartScope ZIPシリーズと同じ光学系、同じ測定ソフトウェアを採用しつつ、コストパフォーマンスを追求したモデルです。
ZIP LITE250
ZIP LITE250
ZIP LITE300
ZIP LITE300
●米国OGP/QVI社製 光学式3次元測定システム SmartScope ZIP LITEシリーズの主な特長
1. ベストセラー機 SmartScope ZIPシリーズと同じ自動校正機能付きズームレンズ光学系を搭載
倍率を変更した際に自動で補正を行う機能(特許取得)を搭載しています。
これは低倍率⇔高倍率間の芯ずれを防止するとともに、変更後の倍率を逐一計算するため、毎回正確な倍率で測定を行うことができます。また、ワークとレンズの距離は常に一定に保たれますので、ワークの高さを気にせず測定に専念できます。
2. 全ての照明をLED化
低消費電力・メンテナンスフリー化を実現しました。
分割点灯式LED照明「スマートリングライト」を標準搭載しています!

3. グラナイトベースを採用し、剛性と安定性に寄与
特にZIP LITE300はベンチトップモデルでありながら300×300×150(XYZ)という中型フロアモデル並みのストロークを確保。省スペース×広ストロークを贅沢に両立しています!
4. マルチセンサーシステムを採用
タッチプローブ併用による3D測定環境の構築が可能!
カメラによる非接触測定、タッチプローブによる接触測定をボタンひとつで自由に切り替えながら測定を行うことができます。

メリット
例えば検査内容が多岐に渡るため複数の測定機を使い分けなければならないという場合、上記のような様々なセンサをコンパクトな1台に集約することができるので、
・測定作業時間、段取り替え時間の短縮
・オペレータの機械習熟度の向上→測定効率・測定精度の向上
   (設備を1台に集約することで、オペレータが集中して取り組むことが可能)
・複数の設備を導入するコストを大幅に削減
・設備の省スペース化
など、多くの面において効果をもたらします。
■ISO推進情報
YKT 当社取扱い商品 環境配慮への取り組み

当社はISO14001(環境マネジメントシステム)を取得し、地球環境問題を重要課題と認識し、常に環境に配慮した企業活動を心がけ、地球にやさしい企業を目指しております。
また、国内外の最新鋭機器をご提供・技術サポートする機械のプロフェッショナル商社としてこれら機械が環境に与え得る影響を十分理解し、また削減していくことを、メーカーと一体になって推進しております。今回は、これまでに進めてまいりました省電力、省スペースの改善例を紹介いたします。
OGP/QVI社(アメリカ)
電源容量を削減
該当機器:光学式3次元測定機
SmartScope ZIP250S/E
2005年度当時のモデル(旧型式)    900W(MAX)
2013年度現行のモデル(新型式)    700W(MAX)

SmartScope ZIP300
2005年度当時のモデル(旧型式)    1380W(MAX)
2013年度現行のモデル(新型式)      700W(MAX)

SmartScope ZIP450
2005年度当時のモデル(旧型式)   1380W(MAX)
2013年度現行のモデル(新型式)     900W(MAX)

ロロマティック社(スイス)
本体を省スペース化
該当機器:CNC5軸多段円筒研削盤
ShapeSmart NP5
従来機に比べ約10%の省スペース化
従来モデル  148P4   1800mm x 1995mm
最新モデル  NP5       1800mm x 1765mm

こぼれ話
交通ルールからみる国民性
時計産業を基盤として持つスイスでは、公差の厳しい機械加工を得意としています。一方、スイスは交通規制についても公差が厳しいことが知られています。速度制限30km表示の道路を34kmで走行していると、スイスの優れた速度計の測定誤差は2kmなので、2km速度オーバーとなります。ドイツの速度計の測定誤差はその倍と言われており、国ごとに交通ルールの厳格さが異なります。ローカルの交通ルールの許容幅からその国民性をみることができます。日本には暗黙の了解がいたるところにあります。規制された表示とは異なる暗黙のルールが、外国人には分かりづらいようです。

こぼれ話

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