OGP社製自動測定機Smart Scopeの専用ソフトウェア「Measure Mind3D」は、機能の拡充や操作しやすいレイアウトへの改善など、お使いの皆様のご要望を受けて常に進化を続けています。
手軽にワークの表面形状測定を行うことができる「ソフトセクショナー」は、バージョンアップに伴い新たに追加された機能です。
●「ソフトセクショナー」機能
最大コントラストを検出し表面形状分析測定を行うことによって、指定範囲内のZ軸の高さを測定する機能です。この機能は、「ターゲット」メニューから選択することができます。
①測定方式と測定範囲を指定する
測定方式には直線状、円状、ボックス状などがあり、測定したい箇所の形状に合わせて選択できます。ここではボックス状の測定をご紹介します。測定範囲は、マウスによる微調整が可能です。
②「測定」ボタンを押せば、自動でフォーカスを実行し、測定を行います。
下図のように3Dグラフを表示して確認することも可能です。
より精密に測定する為の「詳細設定」機能
本機能には、表面形状分析測定をより細かく制御する為の「詳細設定」があります。
例えば、デフォルトの設定のまま測定を行ったところ、様々なノイズを拾ってしまった場合
「詳細設定」を利用し、ノイズしきい値を上げて誤ったフォーカスを認識しないように設定します。
すると、下図のように余計なノイズを除去したうえで再測定を行うことができます。
「ソフトセクショナー」機能ソフトウェア対応バージョン:Measure Mind 3D ver.14~
寸法測定や形状評価と併用した応用操作
本機能の使い方は、表面形状を確認するだけではありません。測定完了後、形状の頂点のZ軸の高さを測定するなどの寸法測定を行うことも可能です。
また、測定実行時に予め点群データ(DATデータ)の出力指示をしておけば、CAD図形と比較して形状評価を行うことも可能です。
(オプションソフトウェア
「Smart CAD Link」使用)
これらの機能を併用することで、お客様のご要望に応じたより幅広い測定・評価に対応します。
新しくなった「Measure Mind 3D」は、これ以外にも様々な付加機能を搭載しています。
その他の機能は次号以降で順次ご紹介して参ります。
ご興味のある方・より詳しいご説明をご希望の方はどうぞお気軽にお問合せ下さい。