■製品ニュース
最新の工具刃先処理について
最新の工具刃先処理の動向と当社が取り扱うスイス マグネットフィニッシュ社製MFシリーズの商品を併せてご紹介します。
マグネットフィニッシュ社製ホーニング、表面処理装置
刃先処理は工具寿命を改善:
切削工具の刃先処理の必要性が認識され、製品に採用され始めています。異なるコーティング被膜の超硬エンドミルでSKD材を切削試験した際の比較です。工具寿命が2~4倍改善したことがわかります。
マグネットフィニッシュの磁性を利用した処理:
研磨剤と鉄のハイブリットパウダーをメディアに利用し、磁性フランジでワークを仕上げていきます。高い処理能力、微細なものに特に有効です。
ハイス、超硬材でも処理が可能:
ステンレス製の医療工具のバリ取り:
研削後に発生するバリを約10秒の処理できれいに除去
平滑性が重要なタップ:
処理時間約30秒でTiN, TiCNのドロップレットを改善
溝なしタップの表面磨きに:
CBN工具の刃先をR=10μmから20μmに約100秒でホーニング処理:
φ1以下の超硬小径工具も約30秒で処理:
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■展示会情報
2012年11月1日(木)~6日(火)
JIMTOF2012(第26回日本国際工作機械見本市)に出展決定
今年は2年に1度のJIMTOFが開催されます。今回のJIMTOFは11月1日(木)~6日(火)の6日間で、東京ビッグサイトで催されます。
当社は工作機械を東6ホール E6001、測定機を西3ホール W3043、合計約60小間に様々な工作機械、測定機の出展を予定しています。本邦初公開予定の商品はペムテック社製精密電解加工機、インデックス社製複合加工機、レーザープラス社製単結晶ダイヤモンド工具仕上げ加工機、ロロマティック社製砥石自動交換機能付き工具研削盤です。
かわら版ではJIMTOF開催まで毎月当社ブースの紹介をしていきます。
■製品ニュース
ロロマティックニュース
ロロマティック社製汎用工具研削盤で製造される医療工具が増加
ロロマティック社製汎用工具研削盤で製造される医療工具が増えています。ここでご紹介する事例は、ワンクランプ全加工、工具交換の時間を含みます。
■新商品情報
印刷はんだ検査機
~ アンリツ産機システム MK5420Bのご紹介 ~
品質向上・ロス削減は実装工程においてもテーマになっています。ここでは実装品質向上に貢献できる設備、アンリツ産機システム製印刷はんだ検査機をご紹介します。
実装及びリフロー不良と思われる場合でも実際は印刷不良が原因であることが多く、実装工程の60~70%は印刷品質が大きく影響していると言われています。アンリツ産機システムMKシリーズは、電子部品実装前のはんだ印刷状態を3Dで確認できる検査装置です。はんだ印刷直後の検査の導入により品質を向上します。
MK5420Bの主な特徴
1)レーザーセンサによる3D検査により、接合不良の検出が可能
3D検査によるはんだの高さの測定により、2D検査では検出できなかった体積判定が可能になります。体積量による接合不良の検出に優れた効果があります。
2)約5分でプログラムデータ作成が可能
はんだ印刷で必要なメタルマスクの作成データをプログラムデータに変換し、作業を容易にします。
3)基板1枚約13秒の高速検査、インライン検査に対応
一般的に20~30秒必要な検査時間を大幅に短縮します。
■展示会情報
展示会開催レポート
第1回高機能プラスチック展(2012年4月11日(水)~13日(金))
当社は、OGP社製非接触全自動三次元測定システム
SmartScopeシリーズ、QVI社製ステージレス自動測定機
SNAP、SHAKE社製卓上型X線CTスキャナ
SHR CT-50、サンインスツルメント社製UVレーザーマーカ装置を展示しました。特にCTスキャナによる樹脂成型品のスキャン画像の鮮明さ、計測結果を3D形状としてSTLデータ化し出力可能な点にご好評を頂きました。
MEDTEC JAPAN2012(2012年4月18日(水)~19日(木))
OGP社製非接触全自動三次元測定システムSmartScopeシリーズ、QVI社製ステージレス自動測定機SNAP、SHAKE社製卓上型X線CTスキャナSHR CT-50、歯科・医療工具にも多くの実績を持つRollomatic社製小径工具研削盤のサンプル、
WALTHER TROWAL社製ワーク固定式振動バレル装置によるインプラント磨き処理サンプル(膝関節・股関節など)を展示しました。特にWALTHER TROWAL社による磨き処理サンプルについては、バレル装置のみで仕上げた表面処理技術に大きな反響がありました。
■OGP耳寄り情報
SNAPによる高効率測定の実現
4月の展示会に出展したQVI社製SNAPの操作性には大きな反響がありました。
下図のように、測定ワークがどんな位置や回転方向に置かれていても機械が自動で検出するため、細かい位置決めをする必要がありません。
(1)ワークを置く→(2)測定プログラムを呼び出す→(3)スタートボタンを押す
この3ステップで即座に測定が完了し、生産能力増強に大いに力を発揮します。
■展示会情報
2012年6月13日(水)~15日(金)
「JISSO PROTEC 2012 第14回 実装プロセステクノロジー展」開催
期間 : 2012年6月13日(水)~15日(金) 午前10時~午後5時
出展ブースのご案内 : パナソニック ファクトリーソリューションズ株式会社
会場 : 東京ビックサイト(東5ホール 小間番号5P-23)
「実装まるごとソリューション」をテーマに、設備導入から稼動支援、そして設備更新までお客様のモノづくりをトータルサポートします。
*生産性向上と省人化を実現する生産システムのご提案
出展機 : プロダクションモジュラー NPM-D/NPM-TT
*高品質とコストダウンを両立する先端プロセス技術のご提案
出展機 : プロダクションモジュラー NPM-W、スクリーン印刷機 SP70、電子材料 新転写接着剤
*電子部品実装工程のまるごと稼動支援
MESソフトウエア PanaCIM-EE、スクリーン印刷機 SPD、挿入機~基板組み立て工程用設備
*稼動支援ソリューション
ソリューション商材、機能向上/メンテナンス、サービス契約/コンサル/省エネ提案
ご来場を心よりお待ち申し上げております。
ストライキ ~ 国による違い ~
ドイツでは地下鉄やバスのストライキに遭遇することがある。ドイツのストライキはドイツ人の性格を表すように「規律正しい」ストライキであるそうだ。
まず、ラジオ、新聞などの公共の情報網で事前に必ずストライキの開始と終了の日時が予告され、その通りに実行される。なので、普段、公共交通機関を使う人は、その日は車を利用するなり、親類に送迎を頼むなり、もしくは予定を変更するなり、事前準備ができる。
ところが、再選挙で話題のギリシャでは予告無しのストライキが珍しくないそうだ。ストライキがいつ終わるのかも事前に知らされない。
ドイツ人は「ギリシャはドイツを見習うべきだ」と言っていた。ギリシャ人はそれではストライキの意味がないと思うかもしれない。
同じストライキでも場所が違うと方法も変わる。